子宝相談

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今年1年で5人の赤ちゃんが誕生しました。

健康な赤チャンがほしい女性にとって大切なことを一言で言うとなんですか?

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A そうですね。「大事なことを勘違いしないように」ということでしょうか。つまり、「妊娠したい」ということと「赤ちゃんが欲しい」ということは似ているようで、その内容において全然違っているということです。この点をよく理解して欲しいと思います。病院では人工授精などいろいろな方法で。未妊の女性に妊娠はさせてくれますが、それから先はお母さんの力だけです。赤ちゃんは十月十日の間、お腹の中にいるのですよ。 その環境改善について忘れてしまっていませんか。お母さんである、あなたが気をつけて心がけない限り誰もやってくれないのです。肌のきれいな元気な赤ちゃんが誕生するよう胎児を居心地よくしてあげるのはお母さんの責任です。菖蒲ヶ丘薬局では漢方薬を中心にして、母体を浄化することによって元気な赤ちゃんを授かるサポートをいたします。赤ちゃんが出来ない・・・、妊娠してもすぐ流産してしまう・・・など、"自分だけ"と思っているあなた。一緒に良い母体作りをさせてください。1人でも多くの方に、赤ちゃんが授かる喜びを感じていただきたい、そんな思いでご相談お待ちしています。

Qストレスも不妊の原因になると聞きましたが?

Aそのとおりです。ストレスがかかり過ぎると血流も悪くなりホルモンのバランスが崩れてよけい妊娠しにくくなります。仕事の忙しさからくるストレス、嫁姑間のストレス、弟や妹には子供ができたのに自分だけできないストレス、ご近所の人に「赤ちゃんまだ?」と言われるストレスなどを抱えているのは貴方だけではありません。
できれば何か没頭できる時間、趣味を持つなどしてストレス解消を図りたいところです。抗鬱剤や鎮静剤、頭痛薬などに安易に頼るのは余計に反動をまねきますし、体を冷やすもとになるので、できるだけ控えたいものです。あなたなりの「上手にストレスを取る方法」を一緒に考えませんか。そしてストレスに負けない体」づくりをしましょう。

 

 

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母体づくりの6つのポイント

Q. 自然妊娠を望んでいます。

自分でできる基本のタイミング法を教えてください。

A . まず基礎体温をつけて、排卵の日を予測することが必要です。

体温表に2~3周期つけてみて、排卵時期を予測します。

精子は女性の体内で1~数日は元気ですから、排卵日の数日前から子宮内で精子をスタンバイさせるのがよいでしょう。つまり、予測の排卵日の3日前から排卵日の翌日までの間がチャンスです。できればこの5日間は1~2日おきにトライしましょう。排卵検査薬も発売されているので、これを利用するのもいいと思います。

※生理の周期が安定していない場合は、漢方などで、妊娠しやすい体になるように体調を整えましょう。

Q. 赤ちゃんを授かりたいと日々努力をしていますが

花粉症に悩まされています。花粉症のお薬は飲んでも大丈夫なのでしょうか?

A. 市販のお薬については、妊娠反応がプラスに出るまでは

胎児への薬の影響はないと思われるので、飲まれても大丈夫です。病院で処方されているお薬については、妊娠を希望していることをお医者さんに伝えてから処方していただきましょう。それ以外は妊娠の陽性反応が出たら中止したら良いと思います。私共へ来られている方の中には、妊娠しやすい体づくりをしていると、花粉症も改善してしまって、喜ばれていらっしゃるベビー待ちさんが多くいらっしゃいます。ご相談下さい。

Q. 体はやわらかいほうが妊娠しやすいって効いたのですが

ほんとうですか??

A . 20代でも冬の大地のように、冷えていたり体がかたかったりすると

子宮や卵巣への血流が悪くなって生理不順や排卵障害などを引き起こします。40代でも、耕された畑のように、体が柔らかくていつも手足があたたかければ、子宮や卵巣もより若々しいです。

赤ちゃんが授かりやすい若々しい体にするためには、心も体もかたくしないことです。つまり、前向きで柔軟性のある心を持つこと!そして体のかたさ=老化に通じます。冷たい食べ物を避け、運動不足に注意して、柔らかいフカフカのおなか(子宮)にして、赤ちゃんを待ちましょう。

Q. 妊娠後、タバコやお酒は良くないと知っていますが

妊娠したい場合もダメでしょうか?

A. タバコは血管を収縮させたり、血液の流れを悪化させます。

そして卵子自体にも悪影響があるそうです。妊娠を望みながらタバコを吸うのは、かんばしくはないですね。

そして、男性も同じように、精子にも悪い影響を与えるそうですから、できればご夫婦とも禁煙されることをお勧めします。

それから、妊娠前のお酒は少量であればいいと思います。少しだと血流が良くなるようですが、量が多くなれば、アルコールが卵子に影響を与えると言われていますので、ほどほどになさって下さいね。

Q.30歳の主婦です

産婦人科に受診したところ、子宮に小さい筋腫があると言われました。手術をしないで様子を見ましょうとのことですが、赤ちゃんを希望しているのに大丈夫でしょうか?

A.お医者さんが大丈夫だと言われたのですから安心されると良いと思いますが

筋腫がそれ以上大きくならないようにするために、漢方薬で活血するのが良いと思います。活血剤とは生理痛や内膜症の方など幅広く使われている漢方薬のことで、血液を滞りにくくすることができます。又、血液を濁さないよう、毎日の食事に気を付けましょう。

Q. 「ストレスは妊娠に良くない」

ことは知っていますが、ストレスを減らせない以上、ストレスに対抗するにはどうしたらいいのですか?

A. ストレスが妊娠に良くない理由は、

ストレスによって大量に発生する活性酸素が夫婦ともに不妊の原因になるからです。

過剰な活性酸素は、良質な卵子を作りにくくし、卵子の受精能力も低くします。又、子宮内膜を薄くして、受精卵が着床しにくくなることがわかっています。さらに、男性の精子を減少させると言われています。

ストレスの少ない、 ゆったりとした生活を送るように心がけることはもちろんですが、ストレスから発生した過剰な活性酸素を打ち消す力を高めることが、もっとも大切です。栄養バランスのとれた食生活に心がけて、亜鉛・セレン・銅などの微量ミネラルをしっかり摂りましょう。

Q. 冷え症の人は妊娠しにくいと聞いたのですが

冷えている自覚はありません。でも冷えているかもしれないので心配です。自分でチェックする方法を教えてください。

A. 冷えているという自覚がなくても、「隠れ冷え症」かもしれないので

自分でチェックするのは、いいですね。「わきの下」へ手のひらを当てて、その手をおへその上に当てて温度差をみます。その他、太ももの前面やおしり、二の腕も同様に手を当てて温度差をみます。体の内部の温度をあらわす「わきの下」より一ヶ所でも冷たい所があれば、隠れ冷え症と言えます。一日でも早く冷え症とさよならをして、授かりやすい体質になりましょう。

  1. 体を上手に温めましょう。(手を当てた4ヶ所を重点的に)
  2. 運動やマッサージなど筋肉を動かして、冷えの予防と改善に努めましょう。
  3. お風呂の入り方にも、工夫しましょう。
  4. 体の熱を逃がさないように重ね着もいいですね。
  5. 温かい飲み物や、体を温める食べ物を選びましょう。
  6. 寝てる間にも体を冷やさないように気を配りましょう。
  7. それでも冷えている時は漢方の力をかりましょう。

Q. 基礎体温のことを教えて下さい

妊娠したい場合は、必ず測る必要がありますか?

A. 基礎体温とは、朝、目が覚めてすぐの体温のことです。

寝る前に枕元に婦人体温計を置いておき、目が覚めたら布団の中で、口にくわえて測ります。2~3周期つけて、排卵期を見つけましょう。

低温期と高温期が2相性であれば、ほぼ大丈夫です。2相性にならないときは無排卵かも? また、高温期が極端に短い時は、黄体機能不全が疑われます。その他、いろいろなことがわかりますので、毎日測定されると良いと思います。不安な場合は、漢方の力を借りて、理想の2相性に・・・。

Q. 5年間ベビー待ちの40歳です

主人の方の原因で自然妊娠は望めないので、人口受精に挑戦していましたが、妊娠しませんでした。(10回程)それで、体外受精をしたところ、早期流産をしました。次の受精までに飲むと良い漢方薬はありませんか?

A.母体の体調はいかがでしょうか?

疲れ易かったり、冷えが強かったりしませんか?病院での処置を繰り返すうちに、あなたの胎力が落ちてきているのではないでしょうか。1日も早く元の元気な身体に戻す必要がありますし、より以上の元気さになると良いですよね。①毎日の仕事の疲れをきちんと取ること。②栄養バランスの良い食事を3食とも摂ること。③ストレスを溜めないこと。④毎晩お風呂でしっかり温まること。⑤できるだけ身体に毒素をいれないこと。以上のことに心掛けて、自分でできないところは漢方薬に助けてもらいましょう。

Q.23才の主婦です

結婚して、2年目ですが、まだ妊娠しません。病院で診察を受けましたが、数値が少し低かったので、薬をのんでいます。でもできなくて、人工授精をするために、精液の検査をしたら精子の数がとても少なく、顕微授精しかないと言われ、一度しましたが、着床しませんでした。何か良い漢方薬はありますか?

A.まだまだお若いですのに、早くから心配されておられるのですね。

着床できることだけに集中しないで、母体全体を健康にすることを考えられた方が良いのではないでしょうか?妊娠できたとしても、10ヶ月もの間、お腹の中でしっかり成長させなくてはいけないのですよ。あなたの血液はしっかり巡っていますか?冷えを感じていませんか?毎日の生活は規則正しいですか?できるだけ毒素を体に入れないように努力していますか?もちろんタバコは吸っていませんよね。自分自身が健康体になれば、すべてOKですよ。

Q.漢方薬を飲んでいたおかげで

自然妊娠しました。とってもうれしいです。でも、今まで飲んでいた漢方薬は、続けて飲んでもいいのでしょうか?止めたほうがよいのでしょうか?

A.妊娠おめでとうございます!

漢方薬には、いろいろの種類がありますので、妊婦さんが飲んではいけないものと、飲んだほうがいいものとあります。漢方薬を購入した所でしっかり尋ねて、判断してくださいね。

もともと、漢方薬の力を借りて、体調をよくしていく途中だったのなら、何か安胎育児の効果のある漢方薬を飲むことをお勧めします。

そして、元気な赤ちゃんの誕生のために、添加物などの毒素に気を付けながら、バランスの良い食事を摂りましょう。

Q.30歳男性です

結婚して2年になりますが、まだ子宝に恵まれません。今は男性不妊が多いと聞きますが、妊娠しやすくするために注意することはありますか?

A.男性にとっての妊娠しやすいということは、良い精子ができるということですね。

タバコが一番いけないと思います。受精能力の低い精子を作る原因になるそうです。精巣の温度を上げると、機能を衰えさせるので、ブリーフ・長風呂やサウナ・ひざの上のパソコンなどは止めましょう。そのほか、不規則な生活や長期の禁欲、お酒の飲みすぎ、育毛剤なども悪影響があるようですよ。ストレスをかけなくすることが無理な場合は、漢方薬をうまく利用しましょう。

Q.29歳です。基礎体温をつけて

自己流でタイミング法に挑戦していたら、妊娠しましたが、5日後に流産しました。このまま自分たちでタイミングを見ながら挑戦していてもいいですか?

A.基礎体温がきちんと2相になるまで(3周期ほど)子作りはお休みしましょう。

それから自分たちでタイミングをとってみるといいと思います。半年くらい妊娠しない時は病院で検査を受けるといいのではないですか。

ただ、母体の状態にしっかり気を配ることが大切です。冷え性があれば今のうちに治しておきましょう。卵子や子宮に酸素と栄養がたっぷり届くように、ホルモンの分泌がきちんとあるように、バランスのよい食事、規則正しい生活習慣を身につけましょう。

Q.ベビー待ち歴が2年の39歳です

病院で原因不明といわれました。「特に問題がないのだから、病院に行かなくてもいいのでは…」と主人に言われて迷っています。なにもしないで40歳を迎えるのは不安です。良いアドバイスをお願いします。

A.病院で原因不明と診断されたご夫婦は30~10%だそうです。

「原因不明」と「原因がない」とは違います。今の医療でまだ発見できない原因かもしれません。でも今のところ、はっきりした原因がないわけですから、自然妊娠の可能性が大きいとも言えます。だからこそ、良い卵子と精子が成長できるように、つまり妊娠しやすい体づくりに励みましょう。毎日の生活を規則正しくしたり、食事の栄養バランスを整えたりなど自分でできることを努力しましょう。もちろん冷え性を治したり、生理痛を軽くしたりするためには、漢方の力を借りることも近道です。

Q.近々結婚することになった30歳のOLです

私は生理痛がひどいのですが、妊娠への影響はあるのでしょうか?

A.生理の時に下腹部や腰が痛くなったりするのは、

多くの人が経験していることと思います。立っていられないとか、仕事ができなくて寝込むなど普段の生活に支障が起きるぐらい激しく痛む人は、不妊の原因になる子宮内膜症などの病気の可能性もあるので、一度病院での検査をお勧めします。

そして、安易に痛み止めに頼らないようにしましょう。体温を下げ、血流を悪くする原因になります。生理痛を軽くする漢方がありますので、一度試されてはいかがでしょうか?

Q.一人2歳の子供を持つ主婦です

次の子供をのぞんでいるのですが、なかなか授かりません。夫婦とも異常もなく、一人目の時も正常分娩でした。どうしてなのでしょうか?

A.女性の体にとって、出産というのは、非常に体力のいる大仕事です。

自分自身の体力の回復を十分にはかっていないのではありませんか?赤ちゃんができると、家事・育児と毎日が大変だと思います。女性は自分のことよりも家族のことを一生懸命してしまうようですね。昔のように、家族が多いといいのですが、自分ひとりで頑張っている方は、体力=胎力が取り戻せてない場合がとても多いようです。まず、母体が元気はつらつになるようご主人にも協力してもらいながら、体を休めたり、栄養バランスの良い食事をきちんと摂るよう心掛けてみましょう。

Q.ストレスがあると妊娠しにくいって、本当でしょうか?

A. 本当です。

ストレスがあると、排卵が乱れることがあります。(基礎体温をつけていると、その形からよくわかります。)それと、体内で活性酸素が増えて、そのせいで卵子の質を低下させることもあるようですので、ストレスは軽減させたいですね。ストレスの発散を助けてくれる漢方や、ストレスの害から体を守ってくれる漢方などもありますが、まず、好きなことをして気分を変えたり、ご主人に話を聞いてもらったりしながら、リラックスできるようにしてみましょう。

Q.子宮内膜にポリープがある

と言われて、ショックでした。簡単な手術で取り除けば、心配はないと言われましたが、妊娠への影響が心配です。いいアドバイスをお願いします。

A.ポリープ(こぶのようなもの)が子宮内膜にたくさんできている時や、

直径0.8㎝以上で内膜を覆うほど大きい場合は受精卵の着床をさまたげる場合があります。その他、不正出血がある場合も心配ですが、手術で取り除けば妊娠への影響はありません。でも、再発の可能性がありますので、漢方薬などで予防することをお勧めします。

Q.夫の精子の数が少なく、運動率も悪い

と病院で言われました。精子を増やすために自分でできることはありますか?

A.漢方では、男性不妊は生活習慣に原因があると考えますので、

個人にあった漢方を飲んでいただきながら、生活習慣のご指導をさせていただいています。食生活の乱れ、運動不足、仕事のストレス、パソコンの長時間使用などがあげられます。

まず、缶コーヒーなど甘い飲み物の摂りすぎや、野菜不足などが睾丸への血流不足や、血液の滞りにつながります。

又、長時間のパソコン作業やゲーム機など、電磁波の影響が心配ですし、目の疲れ、肩こりと共に脳も疲れます。

休日にはお二人で自然の中へ出かけて、心身の疲れをリフレッシュして下さいね。

Q.ちまたでよく聞く「卵子の老化」について教えてください。

A.卵子は胎児の時に作られて、その後あらたに作られることはありません。

胎児の時は約700万個ありますが、思春期には20万個まで減少し、それからも、年齢とともに減っていきます。

卵子の質は若いほど良いことが多いので、若いほど妊娠率は高くなります。30代後半から卵子の数とともに、老化も加速します。でも卵子がすべて悪くなるわけではなくて、妊娠できる卵子がでてくる確率が減ってくるというわけです。大まかにいうと、20代後半では3回に1回、30代後半から4回に1回、40代では6回に1回と減ってくるようです。半年くらい妊娠しなくても、不妊症?と心配しなくても大丈夫だということになります。

Q.子宝を希望しています。

この時期、飲む機会が多いのですが、アルコールは夫婦で控えたほうがいいのでしょうか?

A.男性は飲酒による影響はほとんどないそうですが、

女性は妊娠中の飲酒はもちろん避けたいです。妊娠の可能性のあるときは、受精卵が着床する時期、つまり排卵から1週間後ぐらいなので、高温期の後半だけ飲酒を控えると大丈夫だと思います。

Q.赤ちゃんがほしいと願っている30歳の主婦です。

お正月に家族みんなで温泉にいくのですが、クラミジアをもらわないか心配です。お風呂に入っても大丈夫でしょうか?

A.お風呂ではまず感染しません。

お風呂に椅子に局部を意図的にこすり付けたりしない限り、感染しないのではないでしょうか。でも、トリコモナス膣炎は感染の可能性があります。お風呂のイスはきれいに洗ってから座りましょう。この機会にしっかり温かいお湯につかって、冷えを解消しましょう!

Q.「病院の不妊治療をやめたら妊娠した」

というウワサを時々聞きますが、本当でしょうか?

A.本当のようです。

医学的根拠はないのですが、ストレスがたまっているようでしたら、しばらく治療をお休みしてみてはいかがでしょうか。その間は治療のことはいっさい忘れて、基礎体温をつけることもお休みしてみては?治療から解放されて、リラックスできるから、お休み中に妊娠された方も少なくないですよ。

Q.子宝を授かりたいと願っている28歳の主婦です

私の母はなかなか妊娠しなかったみたいなのです。だから私も赤ちゃんができにくいのでしょうか?

A.まれに遺伝性の不妊もあるそうですが、基本的には関係ありません。

ただ、親と子は体質や食生活が似ているので、例えばお二人とも肥満であるなど、妊娠しにくいということもあるかもしれません。でも、あなた自身が生まれているのですから、妊娠できるはずですよね。もっと自信を持ってくださいね。まず生活習慣を見直してみませんか?

Q.子宝を待ち望んでいる夫婦ですが

主人がヘビースモーカーです。精子に影響があるのではないでしょうか?

A.大いにありますよ。

タバコを吸うと、精子濃度や、精子の運動率が落ちる可能性があるといわれています。また、ED(勃起障害)を招くこともあるそうです。その上、奥様への受動喫煙の害も考えられるので、少しでも早く禁煙されるよう、お勧めします。

Q.不妊治療を始めたばかりの26才の主婦です。

病院の検査で、卵巣年齢が40代と言われました。タイミング法で様子を見ながらでいいかなと思っていたのですが、とっても不安になり、悩んでいます。治療のステップアップをしないといけないのでしょうか?

A.卵巣年齢は、抗ミュラー管ホルモンの値を測定(AMH検査)して、

卵巣の中に残っている原子卵胞の数を推測した結果なのです。

卵子の質とは別で、貴女と同じ20代なのですから、1つの検査数値に一喜一憂しないで、自分でできることから始めてみませんか?生活習慣(睡眠・食事・入浴方法など)を見直したり、漢方薬を試すなど、他のホルモンの数値が正常値を保てるように努力してみてはいかがでしょうか。治療のステップアップはそれからでもいいのではないでしょうか。もし医師から早目のステップアップを勧められた場合は、なぜそうすべきなのか、納得いくまで説明をうけることをお勧めします。

Q.結婚して1年近くなりますが

まだ赤ちゃんを授かりません。病院での不妊治療を受けるのと、漢方などを飲むのとでは、どちらを先に始めればいいのでしょうか?

A.赤ちゃんを望んでいるのに妊娠しないのは、とてもつらいことですね。

現代医学での不妊治療は、人口受精、体外受精、顕微授精に代表されますが、並行して妊娠しやすい身体づくりや体調の調整などが大切なのではないでしょうか。それには、体や心にやさしい自然な方法や漢方などを取り入れて、あらゆる面からサポートするのがいいと思います。それに漢方は妊娠してからのサポートもできますよ。

Q.不妊の原因には男性の場合も

半分ぐらいあると聞きました。女性だけの問題だと思っていたのですが、本当はどうなのですか?

A.不妊は、女性だけの原因=約40%

男性のみ、又は男女共=45㌫と言われています。男性不妊の原因のほとんどは、精子をつくる機能に関することです。過去50年間の男性の精子数が1億1300万個から6600万個に半減しているそうです。このような精子の減少などの要因に環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)が挙げられています。

なかなか子供ができないという場合は、妻ばかりに責任を押し付けず、男性も一度精液検査を受けられることをおすすめします。そして女性が妊娠しやすい体内環境をつくることが大事なように男性も妊娠させやすい体内環境をつくることが大切だと思います。いつでもご相談ください。

Q.先月結婚しました

早く赤ちゃんがほしいと思っていますが、健康な赤ちゃんを授かるためにできることがありますか?

A.一番大切なことは、母体の血液がきれいなことです。

臍帯を通して送られる、お母さんの血液に含まれる「酸素」「水分」「栄養素」などで赤ちゃんは成長するのです。その血液が汚れていると、そのために、健全なものを胎児に供給できなくなってしまいます。蓄積した重金属が奇形の要因では?合成洗剤がお母さんの羊水を汚している!など色々報告されています。母体の血液浄化には受精前、1年が必要だと思いますので、今すぐ身体に毒を入れないよう、たまっている毒を減らすような努力をしましょう。そして、冷え症を治し、バランスの良い食事を摂りましょう。

いつでも相談して下さいね。

Q.AMH検査をしたら

卵子の数は多かったといわれたのですが、AMH検査って何ですか?

A.抗ミュラー管ホルモン(AMH)は、

卵巣内の卵胞から分泌されるホルモンで、採血だけで、発育できる卵子の数を推定することが可能な検査です。この検査は「早期閉経」の可能性を探るもので、「早期閉経」は20代で0.1%、30代で1.0%の方に起こるといわれています。また、不妊治療などの排卵誘発剤の使用の時にはとても大事な検査です。この検査値は個人差が大きいこともあり、何歳まで妊娠できるかを判断することはできないのです。

Q.卵子は老化するって、きいたのですが

卵子の老化を少しでも遅らせることはできますか?

A.加齢による卵子の老化を遅らせることは毎日の生活の中でできます。

もっとも大事なのが、「酸化ストレスをなくす」ことです。酸化ストレスは、女性の嫌いなシミやシワだけでなく、動脈硬化や脳梗塞、ガンなどの引き金になると言われています。卵子の老化予防だけでなく健康のためにも、体内の抗酸化力を高めるようにしましょう!①バランスの良い食事 ②適度な運動 ③質の良い睡眠

④気持ちを前向きに。ネガティブな考え方は細胞の老化を早めるそうですよ。

Q.手足は冷たいのに

顔はほてって真っ赤になります。とくに冬になると末端(手先、足先)は氷のように冷たいのに、顔は熱くなって耳も赤くなります。改善方法はありますか?

A.子宝相談に来られる女性にはこのような症状を抱えていらっしゃる方が大勢います。

頭を働かせるために血流が頭に集中した分、生命維持に関わらない部分(手先、あし先、子宮など)にしわ寄せがきて、血流が不足し冷たくなります。子宮周辺の血流は妊娠にとっては大切な役割を担っていますので、全身の血流バランスを調整して、子宮や卵巣に充分な血液を安定的に確保することがとても重要です。漢方の力を借りて、血流のバランスをとりましょう。タイプによって必要な漢方が違うので、まず専門家に相談して下さい。

Q.何歳まで妊娠できますか?

閉経まで産めるのではないのでしょうか?

A.一般的に出産できるのは、閉経の10年くらい前と言われています

しかし、早いひとで30代後半、遅くまで産める人は40代中頃でもできるという具合に個人差があります。妊娠力は突然なくなるわけではなく、少しずつ減っていきます。妊娠まで月数がかかったり、流産しやすくなったりと、産めるかどうかわからないまま、少しずつ妊娠しなくなっていきます。

妊娠力が長持ちするかどうかは、持って生まれた資質、性生活の頻度、出産回数、喫煙などいろいろな要素に左右されるそうですよ。

妊娠に必要な栄養を十分摂って、体質改善を目指しましょう!

身体は毎日の食事から作られています。バランスのとれた正しい食生活を送っていれば、健康で妊娠しやすい身体になっているはずですね。現代人の食生活は、カロリーが多すぎて、意外にも栄養不足だといわれています。体調を整えて健康的に過ごすための栄養素が不足になりがちな人達が多いそうです。手軽になればなるほど、添加物や防腐剤が増えているようですね。そして、微量ミネラルがどんどん減っています。便利な生活に慣れてしまっていないか、再確認してみてくださいね。

ストレスの多い生活をしていませんか?チェックしてみましょう!

□タバコを吸う
□ストレスを感じることが多い
□休んでも疲れが取れない
□冷え性である
□生理不順である
□動悸・息切れをすることがある

ビタミンCや、リコピンなど抗酸化成分を複数種、しっかり摂って、体調を整えましょう。

ストレスがひどい時は漢方を上手に役立てましょう。

ご主人は大丈夫かな!チェックしてみませんか?

□「疲れた」とよく口にする
□夫婦生活にあまり積極的でない
□時々激しい運動をする
□突然怒り出すことがある
□お酒を飲む機会が多い
□味覚がおかしいということがある

そんなご主人には、亜鉛などの微量ミネラルをしっかり摂ってもらいましょう。牡蠣肉エキスなどをうまく利用してみてはいかがでしょう。

Q.子宮内膜症というのは、どんな病気ですか?

赤ちゃんをのぞんでいるのですが、影響がありますか?

A.はい、影響は大です。

子宮内膜症とは、卵巣や卵管などに子宮内膜が増殖する病気です。生理痛が強く出る以外に排便痛や性交痛もある場合があります。

卵管や卵巣が癒着して排卵や受精卵が運ばれるのを妨げたり、子宮の周りの環境が悪くなって妊娠に影響が出ます。

ホルモン剤での治療や、癒着をはがす手術などの治療法がありますが、再発する可能性がありますので、漢方薬などで活血をして、内膜症になりにくい体にすることをお勧めします。

そして血液がドロドロにならないような食生活をするように心がけましょう。

Q.結婚して5年になりますが、赤ちゃんに恵まれません

お医者さんに診てもらいましたが、特に悪いところはないとのことです。
とりあえず、人工授精を何度か試みましたがだめでした。
こんな私達夫婦にも、漢方薬は役に立ちますか?

A.このようなご夫婦は本当に多いですね。

漢方(東洋医学)は、西洋医学とは違う形で応援をしてくれますので、ご安心なさって下さい。
それよりも、毎日の生活習慣を私と一緒に見直してみませんか?意外なところに落とし穴があることが多いようです。
私(山住)は、薬剤師としてだけでなく、女性として、母として、もう一つおまけに祖母としての経験を生かして、誠心誠意アドバイスをさせていただきます。
相談が終わってお帰りになる前にほとんどの方が次のようなことをおっしゃいます。

「明日から自分で何をしたらいいのかがよくわかりました。本当に勇気を出して来てよかったです」と。